漢方に対する理念
現代で漢方と言われているものは、針灸・煎薬などの東洋医学を始めとしてその他の自然療法などを総称して使われているようです。当薬局で行っている漢方とは1800年ぐらい前の後漢の時代に蜀の国の人である張仲景によって書かれたとされている傷寒論を原典として病理、病證を考え傷寒論、全匱要略に記されている薬方を決定しております。
傷寒論とは、人体中には経絡(けいらく)というものがあってこの経絡が正常な働きをしなくなったことにより病気になるという理論を元にして書かれている書であり、病を治すには病んだ経絡を元に戻す必要があるとし、その為に色々な薬方が考え出されて病理、病證と共にこの書に記されました。
当薬局ではこの傷寒論による考え方だけで漢方を決めています。
ですから古来のやり方にのっとって行っておりますので人によっては理解しにくい所があるようです。

